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通所介護・生活介護については、5月1日から休止となりました。
2025-05-01
通所介護事業および生活介護事業の休止について
 当会の通所介護事業、生活介護事業につきましては、令和7年5月1日をもちまして休止とさせていただいております。
 ご利用いただいておりました皆様には、ご面倒やご迷惑をおかけいたしましたこと、申し訳なく存じております。

 ここに至るまでの当会の事情をご説明いたします。

 事業に長年使用しておりました給湯器について、令和6年10月の管理業者の点検の際に交換を勧められました。ただし、交換にかかる費用は数千万円程度ということ以上は不明でした。そこで、令和7年度には実際いくらかかるのかを含めて検討していこうと考えておりましたところ、12月に製造業者による年1回の点検が行われました。その結果、昨年同時期の点検時に比べ機能が大幅に衰えていて、いつ壊れてもおかしくない、明日壊れるかもしれないし、サービス提供しているときに壊れるかもしれない、急に壊れなくても、来年いっぱいはもたないだろう、ということが分かりました。

 ご利用いただいているのは、介護保険の要介護認定を受けておられる方や、障害者の方です。入浴中にお湯の温度が下がったら大変なことになります。
 もしかしたら、ご利用者様に事故が起こるかもしれません。が、それは絶対に避けなければなりません。
 また、ご利用者様に事故があれば、場合によってはサービスを提供した職員が、業務上の事故として罪に問われるかもしれません。これも同様に避けなければなりません。
 入浴中でなくても、今日お風呂は沸かせません、明日からお風呂に入れません、などということになれば、そこからサービス提供事業所を探して移動していただかねばならず、大変なご迷惑をおかけすることになります。

 こうなった以上、ご利用者や職員に給湯器の事情をお知らせする必要があります。情報提供を行えば、入浴サービスがケアプラン等に示されている現在ご利用の方々が当会のサービスが利用できなくなって、事業を続けられなくなるかもしれないという危惧はありましたが、ご利用者の皆様の安全や、職員を守るため、情報提供を優先させていただくこととしました。

 また、職員の雇用について専門の方にご相談したところ、事業の継続をいつ壊れるか分からない給湯器任せにするのは、事業者として無責任ではないかとご指摘がありました。そこで、もしすぐに給湯器が壊れたとしても、3月末までは職員の雇用を継続することとし、事業の継続については利用者の皆様の状況を確認しながら、3月の理事会をめどに決めていこう、と考えました。

 令和7年1月に、臨時に当会の理事会を開催し、現在の状況をご利用者の皆様等へ説明させていただくことなどご了承いただきました。これを受け、職員やご利用者、ご家族やケアマネージャーの皆様には、給湯器の状況と、事業は3月末までは実施することなどを説明しております。

 この後、府中町福祉課のご尽力により、給湯器等を交換した場合の費用(3千万円弱)と、半年の工事期間が見込まれることなどが分かりました。
 前述のとおり、いつ給湯器が停まるかわからない状況の中、ご利用者様の安全等のため事業所を移っていただくことも辞さないと考えており、また、実際ご利用者が減れば事業が続けられなくなる可能性があると認識していました。
 給湯器交換の見込みが出て、仮に交換しても、半年の期間中はご利用者様にお風呂なしの利用をお願いするか、やはり事業所を移っていただくしかないことが分かり、いずれにしても当会の事業継続が厳しいことを再認識しました。

 その後、ご利用者様の減少が続き、体制を維持したままの事業継続が難しくなったため、3月の理事会において今回の事業休止を了承していただきました。
 4月から事業は行っていない状況で、5月から通所の事業を休止とする届け出をしております。

 地域の皆様には、長らく当会の通所介護事業、生活介護事業をお支えいただき、また、ご利用をいただきまして、ありがとうございました。
 また、関係各位におかれましても、唐突に事業休止をせざるを得ない状況に至り、申し訳ありませんでした。
 ただ、事業者としましては、最後までご利用者様に事故が起こらなかったこと、職員に事故がなかったことを、不幸中の幸いに思っております。
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